活動実績

京都老舗旅館にて、国内利用者の増加を目指して！
株式会社佐野家は、昭和25年に創業以来、京都市内のホテルや旅館を多数運営。駅前にある「ホテル佐野家」や「旅館若みや」は、京都駅前という立地の良さから、修学旅行をメインとした団体のお客様に多く利用されています。また、東山祇園にある「坂の上」は、四季折々の様々な風情をお楽しみいただける施設となっていることから、海外からの旅行者に人気の旅館です。代表取締役社長の佐野功豊さんに副業・兼業による外部人材の活用についてお話をお聞きしました。

外部人材を活用する背景は
当社のような宿泊業は、修学旅行やインバウンド等のお客様に多くご利用いただいていた為、新型コロナウィスル感染拡大の影響を大きく受けています。特に当社の「坂の上」は、海外観光客をメインターゲットとしていた為、国内観光客向けの新規戦略・対応が必要だと考えでおりました。SNS等を通した広報活動も始めて参りましたが、効果は今一つの状況でした。その時ある支援機関より、外部人材の活用を提案され、元々コンサルティング会社の方と広告やマーケティングについて打ち合わせなどを行っていたので、外部の方との仕事には抵抗がなく、コンサルティング料に比べたらコストが抑えられので、お話を進めていきました。国内における新規利用客やリピーターを創出する為には何が必要か、当社旅館の“特徴や”良さ“を実際に感じていただきながら、我々と共に企画・戦略を検討いただけるパートナーを募集したく、副業者の応募を募ることに致しました。エージェント会社2社にお願いし、たくさんの応募に驚きましたが、最終的には、宿泊業にお勤め経験者と現在もお勤めの2名の方に決め、作業効率の改善や、施設のレイアウト変更など課題が見つかった時など打合せを行い、色々な提案をもらうスポット的な活用で契約しています。報酬は、その打合せ時間や業務内容に対する稼働時間をあらかじめ決めて、お支払しています。

打ち合わせに関しては
当旅館の雰囲気を感じてもらうことが大切だと思っていたので、初回の打ち合わせは、京都に来て坂の上旅館で打ち合わせさせて頂きました。その後はリモートワークで必要に応じて打ち合わせを行っております。遠隔であるが、不憫を感じたことはなくスムーズに打ち合わせを行っております。

現状
集客面などには、まだ効果は表れていないですが、外部の宿泊関係で働いていた方に、以前はどこに広告をだせば効果があったとか、他社の運営方法の話しを聞くことで参考になることは多いです。自社の社員だけだと思つかない発想などを聞くことができるので、外部人材の活用は魅力的だと思います。これかも外部人材の方と一緒に検討・伴走していきます。