お知らせ
本プログラムからのお知らせと
メディア掲載情報
【京都市主催】地域企業における 副業・兼業制度活用促進セミナー 開催レポート
【京都市主催】地域企業における 副業・兼業制度活用促進セミナー 開催レポート ~専業禁止企業代表に聞く!多様な働き方を推進する理由~
京都市では、国の働き方改革実行計画や行財政改革計画(都市の成長戦略)により、副業・兼業をはじめとした多様な働き方の普及促進を図っています。副業・兼業は、ウィズ・アフターコロナ社会において、新たな外部人材活用の形態として、また、柔軟な働き方による優秀な人材獲得の観点からも注目され、活用する企業が増えています。 今回は、自社の社員に「専業禁止」として副業・兼業を推奨されている企業の代表や社会保険労務士をゲストに迎え、セミナーを開催しました。
[セミナー概要]
1 日時
令和4年6月23日(木)午後2時~午後4時
2 場所
ハイブリッド方式
・会場:キャンパスプラザ京都 ホール(2階)
・オンライン:Zoom
3 主なプログラム
(1)講演
〇講師 ・加藤 健太氏(株式会社エンファクトリー 代表取締役社長 CEO)
(2)パネルディスカッション
〇ゲストパネラー
・加藤 健太 氏(株式会社エンファクトリー 代表取締役社長 CEO)
・岩田 佑介氏(京都府テレワーク推進センター 特定社会保険労務士)
・横手 崇氏 (京都働き方改革推進支援センター 特定社会保険労務士)
〇ファシリテーター
・杉村 泰宏氏(シンク・アンド・アクト株式会社 共同創業者)
(3)振り返りワークショップ
4 参加人数
会場参加者 22人 オンライン参加者 36人
■講演 ~専業禁止企業代表に聞く!多様な働き方を推進する理由~
自社の社員に「専業禁止」として副業・兼業を推奨されている株式会社エンファクトリー 代表取締役社長 加藤健太氏から、多様な働き方を認めるメリットや制度導入ノウハウをうかがいました。
■パネルディスカッション
社会保険労務士からの担当企業での失敗事例を含め、労務管理や秘密保持の契約など、具体的な導入方法や制度についての理解を深めました。参加企業様から多くの質問を頂き、パネラーから回答いただきました。
■振り返りワークショップ
参加者の皆様に少人数のグループに分かれていただき、自社内で抱えている課題の共有や情報交換などを行っていただきました。
参加者の発言を一部ご紹介します。
(参加者)「自社での副業制度導入に際し、疑問に思っていたことや壁に感じていたことについて、他社の事例などを聞き大変参考になりました。また今まで業界が違う方々と話す機会がなく、業界が違えど抱えている課題は同じだと認識することができました」
(参加者)「これから先、生き方・働き方をどうデザイするか、その時会社とはどのような関係を築いていくのがベターか新しい雇用の在り方、働き方のヒントを教えてもらった」
(参加者)「今回制度導入の失敗事例が大変参考になりました。会社規模が違っても、副業・兼業を推進しようとしてる会社の思いは同じだとワークを通じて理解できました」
(参加者)「自社内で副業・兼業を推進するにはどのように取り組んで行けばいいのか話し合うことできました。また役職が違う方ばかりのグループだったのですが、なかなかこのような機会がないので良い経験となりました」
(参加者)「具体的に説明、質疑いただけたことがよかったです。参加者からの質問への答えで、今回のテーマと、自分自身が持っていた考えとの違いが認識できました。また、それぞれの会社のカルチャーの違いがある事が、今回のテーマに強く影響していることが分かりました」
(参加者)「加藤社長の話を聞き、個人が自分の生き方を、会社の中だけに閉じて考える時代じゃないんだと実感しました」
(参加者)「会社の数字や、良い情報も悪い情報もオープンにしていくことが大事というお話に共感しました」
近年、従業員の満足度の向上やスキルアップなどを目的として副業を解禁している企業が増えつつあります。副業に取り組むことで人脈の構築やスキル向上がなされ本業にもプラスになるというお話は、振り返りワークショップの中でも話題に上がっていました。今後、会社に勤めながら副業に取り組むことは更に一般化していくと思われるます。まずは一歩踏み出して取り組んでみてはいかがでしょうか。